栃の葉

11月の工事記録~天井の紹介~

11月の工事報告です。寺院建築特有の細かい仕事が多くなり、工期も少し遅れてはおりますが段々とお寺らしい姿へと変貌していった時期です。

今回は天井を撮影した写真がありましたので各場所の天井の紹介をしていきたいと思います。材料を製材して頂いた材木屋さんの技術と、大工さんのひとつひとつ手間暇かけた仕事の積み重ねが、木の持つ温かみと重なって豊かな空間を生み出しております。

玄関入り口の天井を撮影。玄関は杉板の格子組天井で仕上げて頂きました。

客間の天井、ただしこの段階では未完成。状態二間続きの客間は吹寄格子天井です。天井版は杉板の木目のなるべく混雑した味わいのあるものにしていただきました。ここの天井が一番苦労されておられて一番時間が掛かっておられたように記憶しております。

中廊下天井撮影。廊下は竿縁天井で仕上げました。ラスボード張りのところは後日漆喰を塗ります。

表廊下の天井。屋根の形を利用しての持込の小舞天井にしております。

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