栃の葉

4月行事のご案内

新元号「令和」が発表されました。春風和らぐ4月は、お釈迦様のお生まれになった月です。
 
--------------------------特別行事--------------------------

●4月8日(月)~花祭り(灌仏会/降誕会)お釈迦様の誕生日 ~ 

正源寺本堂で11時より降誕会を開催します。本堂前に花御堂を飾りますので、どうぞご自由にお参りください。

この日は御釈迦様の誕生日です。

タモリ倶楽部やインターネット等により認知度が向上してきたものの、一般的にはまだあまり知られていないお釈迦様の誕生日ですが、『日本書紀』によると西暦606年からその誕生を祝う催しがはじめられ、その後ドイツに留学していた僧侶や宗教学者らがこの日に誕生仏を花で囲み、1901年にBlumen Festという名前で生誕祭を開催しドイツでも一部浸透した事から現在のかたちになったとされています。(諸説有)

お釈迦様は紀元前623年に誕生すると七歩歩み、右手で天を、左手で地を指さし「天上天下唯我独尊」と言ったという伝承があります。(諸説有)

これをそのまま鵜呑みにすると、なんたる超人??と思いますが、お釈迦様は私達と同じく悩み多き普通の人、人の子であり、この誕生エピソードはお釈迦様が生まれた際の出来事を他の人々が讃嘆したもので、お釈迦様が生涯をかけて説かれた仏教から読み解かているものです。
「上や下などの立場を関係なく皆平等にこの世に生まれ、その命は一人一人、一つ一つが唯一我唯独りのもので、とても尊く喜ばしいものである。六道輪廻の迷いの道に捉われず、視点を変えて七歩目を歩みだそう」といった意味合いがあります。

菅原研州監修『ねこ禅』KADOKAWAによると、お釈迦様は「宇宙のどこにも私の代わりになるものはいない。よってその意味をよく考え、役割をまっとうするのだ」と自らの責任を述べられたとの見解が加えられています。

自分は他の誰かと比べるまでもなく一人しかおらず、他人と代わることはできません。そして命は自分だけのものではなく、また、永遠ではありません。自他共に一つの命、一瞬の時が尊く儚く大切なものです。「その時その時を精一杯生ききる」という事をお釈迦様の生命の誕生を通して考えさせられます。

ところで、なぜ甘茶をかけるのかというと、お釈迦様の誕生祝いに、九龍が空から甘露の雨を降らせた故事にちなむものとされています。
日本では甘茶を甘露に見立て、お釈迦様の頭上から甘茶を降り注ぐという風習となったようです。

甘茶にはリラックスを促す鎮静作用、花粉症などの抗アレルギー作用、歯周病にも効果があり、また、ショ糖の400~800倍甘味はあるがカロリーが少なく、ダイエットや美容にも良いそうです。
ただ、飲みすぎたり濃く煎じると嘔吐感を起こすとされます。

何事もほどほどに。おめでたい時も中道の教えを大切に。


花祭りは昔の人々が大切にしてきた年中行事の一つです。四季を感じ、心豊かに彩りのある日々

を楽しみましょう。

--------------------------毎月の行事-------------------------

4月14日(日)

写経・写仏会 

午後2時半より正源寺本堂にて(←リンクより本堂外観写真へ移動します)

経典を書写する写経、仏様を描く写仏、お好きな方をお選びいただけます。字や絵に自信がない方でも安心してご参加頂けます。当寺で筆ペンや下敷き(毛氈)、お手本等ご用意いたします。お子様向けのお手本もございます。一筆一筆心を込めて丁寧に書写すると自然と心が癒されます。上手下手などに捉われることなく、ご自身の想いを心に丁寧に書く事が大切です。

お檀家の方は500円、一般の方は千円。お盆以外毎月第2日曜日開催。納経後に茶話会がございます。


4月18日(木)

読経会(観音講) 

午後3時より刈谷町別院牛久観音にて(←リンクより観音堂写真へ移動します)

観音様の縁日である毎月18日に観音講(お経を読みご祈祷、ご祈願する会)を開いております。お経をお唱えし、観音様に御祈願いたします。祈祷太鼓や磬子の響きを感じ他の方々と読経し声を出す事で自然と心身が調和されます。お経を読むのは初めてという方のためにもゆっくりお読みいたします。

参加費無料。毎月18日開催。読経後に茶話会がございます。現在は修証義についての解説と法話を行なっております。日程変更の際はホームページ、寺掲示板よりお知らせしております。


4月28日(日)坐禅会 

午後3時より正源寺本堂にて(←リンクより本堂外観写真へ移動します)

本堂で檜葉の木の香りや外の音、自身の息に五感を澄ますうちに、ただ坐る事に集中し、身体と呼吸、心がゆっくりと安定し落ち着いてまいります。最初は雑念等が多くても気にせず、湧き出る思いはそのままに行雲流水の如く身を任せます。坐禅は続ける事が肝要です。
はじめての方は開始時間の30分前にお越しください。坐り方をお伝えいたします。

参加費無料。毎月第4日曜日開催。坐禅後に茶話会がございます。

 

 いずれの行事も宗教宗派問わずどなたでもお気軽にご参加いただけます。また、楽な服装でお越しください。各行事についてはじめてご参加の際は、お手数ですが事前にメール又はお電話/FAXにてご連絡をお願いいたします。

年齢性別宗教職業立場を問わず、たとえ無神論者であっても差別なき世の中を。仏教でも神道でもキリスト教やイスラム教ユダヤ教でも慈悲心から他を思いやり、皆同じになる必要はなく、個々として「まごころに生きる」事が大切なのではないでしょうか。修証義を読み、現代の時世から学ぶ事が多々あると感じます。

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供養、厄除、地鎮式等の御祈祷もお受けしております

 ご希望の方は、お電話又はメールにてお問合せください。

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◎禅に親しむ
心機一転、新しい事をはじめてみませんか。
禅に因んだ各種催しを行っています。写経(写仏)、坐禅、読経の他、勉強会や、お掃除のお手伝い等、団体様に向けた体験会も受け付けております。
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~それぞれのご事情に沿った各種ご相談承ります~

時代と共に物事は変化し、ご供養の方法も多岐に渡ります。大切なのは先人方への感謝の気持ち、故人への感謝の気持ち、次の世代への思いやりの気持ち、そして今、これから生きる私達の気持ちの有り方です。

先祖代々の墓、永代供養墓、個人墓、夫婦墓、有縁無縁墓、ペット供養墓その他お手元供養などお悩みご相談お気軽に。日頃ご家族やご親族、信頼できる縁者の方にご相談されていますか?お寺でもお話伺います。一人で悩まない事が大切です。 

 

メール又はお電話/FAXにて承ります。

メール:info@shougenji.net

※はじめての方はなるべくメールでお問合せいただけますと幸いです。

電話/FAX:029-872-0242

 

正源寺花御堂のお釈迦様

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